劇団四季ミュージカル「キャッツ」が11日、大阪四季劇場公演で、日本上陸34周年を迎え、特別カーテンコールが行われた。

 この日の本編終了後、舞台上に「34th Anniversary」と書かれた幕が登場。出演者を代表し、マンカストラップ役の加藤迪(かとう・すすむ)があいさつした。

 加藤は「1983年11月11日、東京で産声を上げた『キャッツ』。これほどの長きに渡り、日本各地で公演を続けてこられましたのは、お客様おひとりおひとりが、作品を愛し、育んでくださったからこそ。出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます」と感謝した。

 「キャッツ」は、都会のゴミ捨て場を舞台に、年に1度だけ開かれる舞踏会に集まる猫24匹の生きざまを描く。日本では83年11月11日に、東京・西新宿のテント式仮設劇場で初めて上演された。

 以来、ロングランを重ね、ここまで9都市、のべ23公演地で上演され、通算公演回数は9639回、総入場者数は950万人を数える人気演目となった。

 今回の大阪公演は、来年5月6日に千秋楽を迎えることが決まっており、加藤は「最後まで作品の感動をしっかりとお届けできるよう、誠心誠意務めてまいります」と約束し、客席から拍手を浴びていた。