俳優の坂上忍(50)が、横綱日馬富士の暴行問題をめぐる日本相撲協会の対応に「フェアな判断をしてくれるのか」と不信感をあらわにした。

 日本相撲協会は11月30日に定例理事会を開き、横綱日馬富士の暴行問題については危機管理委員会から中間報告が発表された。高野利雄危機管理委員長は、貴ノ岩が日馬富士から説教を受けた際に謝罪せずにらみ返したことが暴行の引き金となったと説明するとともに、「そこですぐ貴ノ岩が『すみません』と謝れば、その先に行かなかったと思われますが」と続けた。

 坂上は1日放送のフジテレビ系「バイキング」で、同委員長の発言に「この方、元検事長らしいですね。検事長だった人で、今は危機管理委員長。この人がよく言えましたね、こんなこと」と驚き、「あの立場の人がああ言うこと言ったら、どう考えたって加害者寄りじゃないですか、こんなものは。この人が危機管理委員長だったら、それこそ相撲協会ってフェアな判断をしてくれるのかって思っちゃいますよ」とあきれた。

 元宮崎県知事の東国原英夫氏も「言語道断ですね」と頷き、「(相撲)協会全体が執行部の言いなりみたいなのが見え隠れしますね。協会自体を改革すべきだと思いますよ。半分は外部から入れなきゃだめ。抜本的な改革が必要」だとした。