NHK大河ドラマ「西郷どん」(18年1月7日スタート、日曜午後8時)の第1話試写会が6日、東京・渋谷の同局で行われた。制作統括の桜井賢チーフプロデューサーは、大河初の試みとして、全50話のうち3本を、歴史背景の解説や主演鈴木亮平の密着ドキュメントなどの特別番組とすることを発表した。

 薩摩から始まる青春編、幕末の革命編など、全体を4章に区切り、章と章の間のタイミングで特別番組を放送する。本編が47話に減ることがすでに発表されているが、全体としては従来通り50話になるという。

 桜井氏は「より『西郷どん』の世界の奥行きを感じていただけると思う。幕末大河に親しんでいただくための試みです」。NHKが進める働き方改革の一貫ではないとしながらも「スペシャルを3回編成することで収録現場にゆとりをもち、中身を濃くしたい」と語った。