大股開きのニュースキャスターとして90年代に活躍したタレントのローバー・美々が、ブレークするきっかけとなった番組オーディションでのエピソードや、AV出演オファーなどについて語った。

 ローバーは96年まで放送された日本テレビ系の深夜バラエティ「ロバの耳そうじ」で、ニュースを読みながら股を開いてふんどしに書かれた文字を見せるというキャスター役で一躍時の人に。7日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演し、当時を振り返った。

 16歳で芸能界デビューし、「かわのえりこ」の芸名で活動していた当初は「NHK教育(現Eテレ)のお姉さんをやっていた」という“正統”なタレントだったが、「ロバ耳」出演をきっかけに、同番組でのキャラクター名だった現在の芸名が定着。セクシー系タレントとしての活動が増えたという。

 「ロバ耳」のオーディションは、映画「氷の微笑」で脚を組み替えるシーンが話題となっていた女優シャロン・ストーンのようなセクシーなキャスターを募集していたそうで、「ただ脚を組むだけだと思っていた」というローバー。しかし面接でいきなり「ディレクターさんとかプロデューサーさんに、指をパチンってやったらこう(脚を)開いてくださいって言われた」と、驚きの要求をされたことを明かした。

 困惑したというローバーだが、売れない時期が長かったこともあり「地上波に出られるのはこれが最後かも」と思い、意を決してパカッと開脚。すると「ディレクターさんがメジャーでこの(脚の)間を測ったんですよ。何センチって言って。『あ、これ受かった』と思った」と振り返った。

 お色気タレントのイメージが定着すると、グラビアなどの仕事も増え、ヌード写真集も出版。AVオファーについても「いっぱい来ました」という。しかし「お見せするテクニックはないなって。私はたぶんエロタレントとしてみなさんに夢を売っているので、この人下手だったらがっかりされるだろうな」という思いから断っていたそう。1億円のギャラを提示されたことも明かし、出演者たちを驚かせた。