AKB48チーム8の茨城県代表メンバー岡部麟(21)が、「いばらき大使」に任命され、茨城・水戸市の茨城県庁で10日、任命式に出席した。

 いばらき大使は同県出身者で、同県の魅力や良さをさまざまな機会を通じてPRしていく大役で、過去にはプロレスラー蝶野正洋、俳優別所哲也、女子プロゴルフの畑岡奈紗らが務めてきた。制服衣装にベレー帽姿で式に臨んだ岡部は、緊張の面持ちで、大井川和彦知事から直接、委嘱状を手渡された。

 茨城は昨年、有村架純がヒロインをつとめたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の舞台にもなり、注目されたが、都道府県魅力度ランキングでは昨年を含めて5年連続最下位に低迷している。定位置脱却を託された岡部は「茨城にはまだ知られていない、さまざまな1位なことや、たくさんの魅力があります。思い出が詰まった私の生まれ育った故郷の魅力を、チーム8の『全国みなさんに会いにいく』活動や、SNSを通して、たくさんの方に広めていきたい」と意気込んだ。

 岡部は昨年、シングル「11月のアンクレット」で初の選抜入りを果たした。今春に施行されるAKB48の組閣(チーム替え)では、チーム8との兼任でチームAのキャプテンに任命されるなど、今年、飛躍が期待されるメンバーとして注目されている。