染谷将太(25)が15日、都内で、日中共同製作映画「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」(2月24日公開)のキャンペーンを行った。

 空海ゆかりの高野山東京別院では、共演の阿部寛(53)松坂慶子(65)火野正平(68)、中国人キャストのチャン・ロンロン(30)やチェン・カイコー監督(65)、原作者の夢枕獏氏(67)らとヒット祈願を行った。

 撮影はオール中国ロケで行われた。構想10年、セットの建設に6年(デザインに2年、施工に4年)が費やされた超大作で、東京ドーム8個分の敷地にセットが組まれたという。

 染谷はセットについて聞かれると、「何万本もの木が6年前に植えられて、6年間かけて大きくなり。セットというより建築物だと思っていて、そこにその時代の街が広がっていました」と形容した。「どの建物に入っても作り込まれていて、感動しました。その中で映画を作るのは夢のような時間でした」と、5カ月に渡った撮影を振り返った。

 阿部も「CGを入れたらそう見えてしまうのが惜しいくらいのセット」と、細かく作り込まれたセットを絶賛。松坂は「池も作ったそうなんですけど、6年かけて水草が育ち、コイが泳いでいるのを見て、万里の長城を作る国の本物志向にびっくりしました」と思い出すように話した。

 その後はTOHOシネマズ六本木ヒルズへ移動して、レッドカーペットを歩いた。

 先行公開されている中国では、12月22日の公開からわずか24日間で、90億円の興収を記録しているという。