不倫疑惑を報じられた音楽プロデューサー小室哲哉(59)に対する容認論に、フジテレビ系「とくダネ!」のコメンテーターで産婦人科医の宋美玄氏(そん・みひょん=41)が反論した。

 18日放送の同番組は、同日発売の「週刊文春」が報じた小室と看護師女性の不倫疑惑を取り上げた。

 globeファンで小室とも交流がある社会学者の古市憲寿氏は「小室さんのKEIKOさんに対する愛情って本当だと思う」とした上で、「もともとそれは夫婦の愛で、KEIKOさんがご病気になってからはそれがお父さんと娘みたいな関係になった。そういう関係になっている中で違う女性がいるっていうことは、僕としてはそんなに違和感がない。小室さんがKEIKOさんと1回離婚して、例えば養女にして違う方と付き合っていてもなんかちょっとおかしいじゃないですか。だから関係のあり方としてはこういう形で別にいいんじゃないか」と持論を語った。

 笠井信輔アナウンサーは「(不倫は)ダメだっていうことはわかっているんですけど、小室さんが相当キツイ生活をしているんだろうなっていうことも思うと、ちょっと複雑な感じ」と述べ、小倉智昭キャスターも同調し「それは想像つくよね。大変だと思うよね」と、小室に同情した。

 男性陣からは小室の不倫疑惑を容認するようなコメントが出たが、宋氏は「今の状態でKEIKOさんがどこまで理解して、どこまで自分の意思を表明できるかわからないので、一概に『容認していいんじゃない』っていう感じにも思えない」と反論。「あの詐欺事件でイメージが悪くなった後、奥さんの病気を告白されて介護してますっていうことで世間も同情したりっていうのがあったから、やっぱり反感を買ってしまうのは仕方がないのかな」と私見を述べた。

 また番組では、小室が文春の取材に対し、看護師女性とホテルや自宅などで2人きりで長い時間を過ごしたことは認めつつも、点滴治療などのためだと説明し、“男女の関係”については否定した映像もオンエアされたが、宋は医師としての立場から、「医師の指示があったら在宅医療というような形ではあると思うんですけど、斉藤由貴さんの時も似たような言い訳をしていたけど、我々医療スタッフ、医師や看護師はそのようなサービスは範疇ではありませんので、言い訳としては苦しい」と指摘した。