元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音(ゆずき・れおん=38)が、タイトルロールを演じる「ミュージカル マタ・ハリ」の公開稽古が20日、大阪・梅田芸術劇場で行われた。

 稽古に先立ち、取材会も開催。女スパイ「マタ・ハリ」役の柚希は「自分にとって大きな挑戦となる『マタ・ハリ』という作品を、大阪で初日を迎えられることがうれしいです」。東京より先に、地元・大阪で21日に開幕することを喜び「気を引き締めて、マタ・ハリの半生を、思いっきり壮絶に、勇敢に生きたいと思います」と語った。

 また、ラドゥーとアルマンの2役を演じる加藤和樹(33)は「自分でも思ったより混乱はなく、それぞれの役の芯、心情の部分は全く迷いはなく、メンバーとつくりあげて来たものがあるので、それをいかに舞台で出せるかがとても楽しみです」とコメントした。

 今作は、「スカーレット・ピンパーネル」「ジキル&ハイド」を手がけた作曲家フランク・ワイルドホーン氏の最新作。16年に韓国で世界初演された。

 梅田芸術劇場では21日に開幕し、28日まで。東京国際フォーラムは2月3~18日。