俳優福士蒼汰(24)が29日、東京・芝公園の増上寺で行われた主演映画「曇天に笑う」(3月21日公開、本広克行監督)の大ヒット祈願イベントに出席した。

 共演者たちとともに山車に乗って登場し、約900人の観客から歓声を浴びた。「今日は天気で言うと晴天でもなく、曇天でもないですが、ちょっと晴れてきましたね。みんなの笑顔次第で、晴天にできたらなと思います」とあいさつし、再び歓声を浴びた。

 劇中では、げたを履きながらの激しいアクションシーンに挑戦した。「そんな大きいけがはなかったと思います。生傷とかはありましたけど、自分的には大きなけがはなかった」と平然と話したが、本広監督から「えっ。(足の小指の骨に)ひびが入らなかった? かなり重傷。違う映画の話をしているかと思いました」と突っ込まれたが、「ご迷惑をお掛けした点もあったかもしれないですけど、皆さんの配慮もあったので、動きに問題なかったです」と笑った。

 中山優馬(24)若山耀人(14)とともに、主役の3兄弟を演じた。次男役の中山は「福士君と最初に会った時、身長あるし、イケメンで、僕は男兄弟いないんですけど、『兄貴』って感じでしたよ。弟(若山)もかわいいし、男兄弟いたらこんな感じなんやろな、と思いました」と振り返った。福士は「私生活ではバリバリの末っ子なんですけど、耀人と優馬が弟でいてくれたので、兄貴になれました」と感謝していた。