演歌歌手五木ひろし(69)が7日、都内で東京・明治座の座長公演「五木ひろし特別公演」の制作発表を行った。

 松竹新喜劇の名作「紺屋と高尾」と歌謡ショーの2部構成。五木は「藤山寛美先生が演じていた作品。天国の寛美先生に『見守っていてください』という思いです」と話した。

 芝居では、特別出演する坂本冬美(50)が絶世の美女の花魁(おいらん)を演じる。「もともとかわいい冬美ちゃんに、今は美しさが加わった。ぜひこの役を演じてほしかった」と五木。これを聞いた坂本は「五木先輩と初共演をしたのが28年前。あれから四半世紀を超えて、やっと1人の女性と認めてもらいました」とジョークを飛ばし、「毎晩しっかり顔のパックをしないと…。お客さんにも、一目ぼれをしてもらえるようにね。お風呂では湯気のマッサージをして、公演中は大好きなお酒を断ちます」と気合十分に語った。

 公演では2人のデュエット曲「ラストダンス」も披露する。23日が初日。

 また、3月14日に70歳を迎える五木は、同日に記念アルバム「70years 70songs」を発売することも発表した。