キングコングの西野亮広(37)が、地震で多数の死傷者が出た台湾花蓮市への支援として、自身が運営するネットサービスを通じて寄付を行うことを発表した。

 西野は10日、「被災地に行こう」のタイトルでブログを更新。観光地である花蓮市が地震に見舞われたことを受け、「彼らにとっての1番の被害は『観光客の減少』」だとして、同市の観光業に向けた支援を行うとした。

 現地の人々が実際の被災状況を伝える声を紹介し、「被災の爪痕の深さを確認せずに騒いでしまうと、結果、客足を遠のかせてしまう。『花蓮、大変だな』『花蓮、あぶねーな』と、なりすぎてしまうことが最大の損害だ。観光地への1番の支援は観光客を増やすことだ」と西野。自身が立ち上げたネットサービスで、購入した文字(一文字5円)で文章を作成して相手に送ることができる「レターポット」の現地支援専用ページを立ち上げ、「応援レター」の募集を開始した。

 西野は「というわけで、今回も『レターポット』は広告費を全額カットして、その分を、台湾(花蓮)の観光支援に全額ブチ込むことに決めた。『偽善』とか『売名』とか、そういう類いのヤツっす」と批判の声をけん制しつつ、「ボランティア(善意)におんぶに抱っこではなく、支援される側と支援させていただく側…双方にとってメリットがあるように設計しておかないと、ゆくゆくは支援活動に金銭面での体力的限界がきてしまって、支援活動を打ち切ることになってしまうので、このような形をとらせていただく」と説明した。