女優の真矢ミキ(54)が、急性心不全のため21日に亡くなった俳優大杉漣さん(享年66)との共演を振り返った。

 22日放送のTBS系「ビビット」はトップニュースで大杉さんの訃報を伝えた。MCの真矢は名バイプレーヤーとして知られた大杉さんの俳優業への取り組み方について「探究心の尽きない方ですよね。お芝居でも、大きな役、大きなところがプロジェクトしたものから、学生たちに呼ばれるものまで僕は行くんだっていうのをテレビで拝見したときに、なんて素敵な発想なんだろうと。いつも自分の地点は同じところから役に飛んでってる形なんだって」と感銘を受けたという。

 大杉さんとは映画「踊る大捜査線」シリーズで共演。撮影で一緒になることはなかったが、大杉漣さんの演技を見学していたという。普段はスタッフに気を使わせないために他人の撮影は見に行かないようにしているそうだが、「ただただほんとに見に行きたくて。お願いだから見せてほしいと思って、これはもう本当に宝となる目から入るものが見られるはずと思って」と真矢。そこで目の当たりにした大杉さんの演技について「何がすごかったって、『鋭利な刃物で刺すような冷たさ』ってありますけど、すごい人になると刺さないんだって思った。さっとすれ違っただけでパッと血が出てしまっているような。そういうクールな役作りで本当に驚かされた」と語った。