陸上10種競技の元王者でタレントの武井壮(44)が、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)でメダルを獲得した日本選手たちに贈られる報奨金の推定額に「めちゃくちゃ安い」とした。

 日本オリンピック委員会(JOC)の規定では、金メダリストに500万円、銀メダリストに200万円、銅メダリストに100万円の報奨金が支払われることになり、さらにそれぞれの競技団体や所属企業から独自の報奨金が贈られると見られる。

 26日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」は、メダリストたちの報奨金について取り上げた。最高額はスピードスケート女子団体追い抜きとマススタートで金メダル2個の高木菜那(25=日本電産サンキョー)の総額2000万円と予想。ただしこの金額は最低額で、さらに所属企業からもらえる可能性がある。

 この金額について武井は、「まあ、世界1位とかを獲ってる選手としては、プロを含めたスポーツ全体の相場としてはすごく安いと思います。プロ野球だったりサッカーだったり、いろんな競技があるけど、その世界一の相場としてはめちゃくちゃ安い」と指摘した。

 その上で武井は「こういう報奨金に頼る競技生活をしちゃいけないと思う。やっぱり(アマチュアの)選手が全体的に個人で収入を伸ばして、『こんな額を渡すのがちょっと申し訳ないな』って向こうに思わせるくらいにならないと」と持論を展開した。