NHK連続テレビ小説「わろてんか」(月~土曜、午前8時)が27日、同大阪放送局で最終収録を迎え、ヒロイン葵わかな(19)は、目に涙をためながらくす玉を割った。

 昨年5月の収録スタートから約10カ月。最終場面の確認が終わると、浜田岳(29)ら共演者が花束を持ってかけつけ、葵は感無量の表情。吉本せいをモデルにしたヒロインを演じきり「あ~終わったって感じ。明日もあさっても(収録が)続くと思ってました」と言い、実感がわかない様子だった。笑いで日本を元気にする展開同様に、葵自身も「つらいときこそ笑う」をテーマに歩んだ10カ月。「私たち10カ月、頑張ったよね、と伝えたい。私自身、以前より格段に笑うようになった」と、最後まで笑顔で話していた。