ハリソン・フォード(75)がニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、長年にわたり、人気ヒーローのハン・ソロ役で活躍し続けた映画「スター・ウォーズ」シリーズについて語った。

 フォードはシリーズ7作目となる「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」(2015年公開)にハン・ソロ役で復帰したが、ハン・ソロは同作品の最後で息子のカイロ・レンによって殺された。

 2016年12月には、レイア姫役を演じてきたキャリー・フィッシャーも他界。ついに同シリーズの若手キャストたちとの世代交代の時が来た、と思ったファンも多かったようだが、その1人が、ジョン・ボイエガ(25)演じるフィンのキャラクターだ。

 フォードはタイムズ紙のインタビューで、シリーズから去り、ボイエガにバトンを渡した時の思いについて聞かれると、「次の世代にバトンを渡す、という風に思ったかどうかはわからない。あの作品で死ぬことになっていたわけだし。僕の後を引き継ぐのが誰だろうと、全然気にしてなかったよ」と、ドライに語った。

 歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られるフォードは昨年の米GQ誌インタビューでも、「”スター・ウォーズ”が、僕にはもう用がないなら、僕も”スター・ウォーズ”に用はない。復帰はしたくないね。今は、何か別のことをやりたい。より面白くて、新しいことをね」と語っていただけに、今は大役を演じきり、安堵(あんど)しているといったところなのかもしれない。

 なお、若きハン・ソロの知られざる過去を描くスピンオフ作品「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」(3月全米公開)では、アルデン・エーレンライク(28)がハン・ソロの青年時代を演じることになっている。(ニューヨーク=鹿目直子)