鳥山明氏原作の漫画「ドラゴンボール」の新作アニメ映画のタイトルが「ドラゴンボール超(スーパー)」(仮)となり、公開日が12月14日に決まった。13日に配給の東映が発表した。

 そして、15年の前作「-復活の『F』」に引き続き原作、脚本、キャラクターデザインを担当した鳥山氏の下、初めて作画監督に抜てきされた新谷直大氏による主人公・孫悟空(声=野沢雅子)のビジュアルも解禁された。新谷氏が鳥山氏と幾度となくやりとりを行い、新たに書き下ろしたビジュアルは、原作に近い色味に寄せて、アクションが引き立つようにシルエットも引き締められた。

 物語は、3月で放送を終了するフジテレビ系「ドラゴンボール超」(日曜午前9時)の先を描く。監督は、テレビのシリーズディレクターを担当し、12年のアニメ映画「ONE PIECE FILM Z」で監督を務めた長峯達也氏が担当する。

 今回の発表を受けて、鳥山氏がコメントを発表した。

 鳥山氏 今度の「ドラゴンボール超」の映画は、今テレビで放映されているアニメの次の話になります。 宇宙の存続をかけた力の大会がクライマックスを迎え、一息ついた後のエピソードで、これまでちゃんと描いてこなかったサイヤ人とフリーザのことが少し分かるような内容で、とっておきの強敵を迎えとても楽しめるような話になっていると思います! 2013年の映画「神と神」から、前回の「復活の『F』」、そして今回もずっと話は僕がばっちり書いていますし、デザインイラストなども結構たくさん描かせてもらっています。実は、相変わらず忙しいのですが、連載をしていなければ、以前は全くノータッチだったアニメのことを考える余裕もあるわけです(笑い)ということでぜひご期待ください! さて、テレビアニメはいったん終わってしまいますが、大人気のとよたろう先生の描く「DB超」の漫画(コミックス5巻まで発売中!)はこのままずっと続きます。テレビアニメや映画とはまた違った展開もあると思うので、楽しみにしていてください。こちらもぜひよろしく!

 「ドラゴンボール」劇場版アニメシリーズは、1986年(昭61)の「東映まんがまつり」からスタートし、「ドラゴンボール超」で通算20作目となる。