日本テレビ系列の読売テレビ(大阪市中央区)は14日、春の改編発表を行い、日本テレビと同じく、規定のドラマ枠など以外は改編しない「無改編(全日改編率は2・7%)」となった。

 同局の隅田壮一編成局長は「17年度の(視聴率)3冠も見え、18年度も5年連続を目指すために、看板は守りながら、つねに中身の鮮度は保ちたい」と話した。

 ただ、カンテレ(大阪市北区=フジ系)が、平日午後帯で、前年比1・0%増で追い上げ、読売側は同0・7%減にとどまっており、隅田局長は「全時間帯でも、差は縮まっている」とし、危機感も示した。

 また、昨秋以降、笑福亭仁鶴(81)の休演が続く「大阪ほんわかテレビ」(金曜午後7時)は、スタート25周年を控えていることから、番組強化も検討中。「現在のレギュラーは皆さん、活躍いただいており、プラスアルファで誰かが入るといったことはあるかもしれない」とコメント。仁鶴については、休演を継続し「復帰していただける状況になるまで、お待ちしております」とした。