TBS系で18日に放送される、嵐の松本潤(34)主演の日曜劇場「99.9刑事専門弁護士 SEASON2」(日曜午後9時)最終回・第9話が2時間スペシャルで放送され、新日本プロレスの棚橋弘至(41)と、タイガーマスクが出演することが14日、同局から発表された。

 プロレスを愛する木村ひさし監督は、「99・9-」にプロレスラーを多数、起用している。これまで、第1話に新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと”ファンキーウェポン”田口隆祐、第3話に世界最大のプロレス団体WWEでも戦ったヨシタツ、第6話に新日本プロレスの内藤哲也とBUSHIが出演している。

 最終回には、既にHey! Say! JUMP中島裕翔、元DeNA投手で、日刊スポーツ評論家の三浦大輔氏(44)らの出演が決まっている。棚橋、タイガーマスクともに、最終回への出演を喜んでおり、同局を通じてコメントを発表した。

 棚橋 新日本プロレス“100年に一人の逸材”棚橋弘至です。満を持しての登場。いや、念願かなっての登場。しかも最終回! とてもうれしく思います。お楽しみに! では、最後に99.9愛してま~す!

 タイガーマスク 今回、最も重要な最終回に出演させていただき、本当にありがとうございました! 自分は演技と呼べるレベルでは到底無いですが、0・1%のインパクトが残せたらありがたいです(笑い)松本潤さんを始め、出演者の方々からも暖かく迎えていただき、素晴らしい空間を体験できました。木村監督のプロレス愛も熱く、濃厚な最終回になっていると思います。楽しみにしていて下さい。

 第9話では、深山大翔(松本)ら斑目法律事務所のもとに久世亮平(中島)と祖母トキ子(茅島成美)が弁護の依頼にやってくる。依頼は、亮平の父で被告人の貴弘(小林隆)が既に死刑判決を受けた「8年前の建造物放火及び殺人事件」で、2人はどうしても貴弘の犯行とは思えないのだという。母を殺害された被害者でありながら、犯人の息子として世間から疎外されてきた亮平の心中を察する深山らだったが、依頼を受けることは「再審請求」の必要を意味していた。

 戦後70年の中で死刑または無期懲役の判決後、再審請求が通り無罪を勝ち取ったのはわずかに9件しかない極めて困難な事例の上、8年も前に起きた事件の証拠を集めるのはあまりにも難しく、「開かずの扉」と言っても過言ではない。佐田篤弘(香川照之)は依頼に後ろ向きだが、深山と尾崎舞子(木村文乃)は動きだし早速、貴弘の接見に行くと、当時の警察が亮平の存在を利用して貴弘に揺さぶりをかけ、無理やり自白させた事実を知った。深山たちは過去の裁判記録をもとに調べを進める中、ある矛盾に気付き再審請求を行うが、裁判官の川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は無理難題を押し付け、絶対に通そうとしない。

 絶体絶命に追い込まれた深山らは、事件が起きた当時、アパートに出入りしていた中原銀次(山本浩司)、海老沢晋(成河)、島津ヤエ(根岸季衣)の3人に話を聞き、過去の捜査で見落とされた決定的な事実に気付く物語だ。

 そんな最終回で、棚橋とタイガーマスクが、どんな演技を見せるか、注目だ。