菅田将暉の父で、経営コンサルタントの菅生新氏(58)が21日、都内で著書「スゴー家の人々」(トランズワールドジャパン)発売トークイベントを行った。

 売れっ子となった息子の成長秘話や、芸能界入りまでの裏話、菅田を含む3人の息子の子育てエピソードなどをつづっている。「2、3年前に息子の人気が出て、いろいろなところで『どう育てたんですか』と聞かれるようになった」といい、「(自分の教育方法が)求められてるんだなと思いました」と出版の動機を説明した。また「根掘り、葉掘り、類推されてしまう週刊誌の探られ方をしたので、ちゃんと出してみようかな、と」と付け加えた。最近は「息子のおかげで、テレビに出てきた」と言われるが、経営コンサルタントとして「もともと(メディア出演は)やってたよ」という。さらに「むしろ、息子が出てから控えていたくらい。探られるのも嫌だから、公の場でしゃべりますよ、ということを踏まえての出版です」。

 美容サロンを経営する妻の好身さん(54)も出席した。菅生家ならではの子育て方法について聞かれると「コンサルタントとして働く父親の姿を見せたこと」と答え、「小さい頃から(父親の)講演をお絵描きしながら最後列で聞いてました。そこが他のご家族と違うかも知れません」。

 息子の出演作品は必ず見ているといい、新氏は「一緒に住んでいたから、素の状態が分かる。この年齢、この精神状態の時に頑張っていたんだと。それだけで涙が出る」と親心をのぞかせ、「どの作品も、全部いい。いい仕事に出会ってるなと思う」と続けた。

 菅田は、人気女優やモデルとの交際がたびたび報じられている。新氏は「無関心です。人間味のある報道は本人に任せてます」。好身さんも「本人に言わせると『全然違うことが書いてあるから』と。美容室で見る週刊誌は大好きだったんですけどね」と笑った。