女優武田玲奈(20)が7日、都内で、映画「人狼ゲーム インフェルノ」(綾部真弥監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 武田は、クラス10人で殺し合う「人狼ゲーム」に参加させられる女子高生、野々山紘美を演じる。

 公開初日を迎え、武田は「撮影していたのが年末だったので、懐かしいです。やっと初日を迎えられたという気持ちです」と笑顔であいさつした。

 桜庭ななみや土屋太鳳ら、若手女優が主演してきた「人狼ゲーム」シリーズの7作目に主演した。「長く続いてきたシリーズで、私で7代目。1代目からの女優さんに続けるのかな、というプレッシャーはありました。でも、そのプレッシャーが吹っ飛ぶくらい。集中して演じていました」と撮影を振り返った。撮影時の苦労について聞かれると、宿泊施設と撮影場所が同じだったことを明かし「きつかったです。ドアを開けたら撮影をやってる」と苦笑した。

 1月に放送された、連続ドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」の撮影後、同キャストでそのまま映画の撮影に入った。ともに登壇した綾部監督は、出演した若手俳優陣の成長ぶりについて「連続ドラマの1、2話の頃と、映画の頃の顔つきが変わっている。本物の俳優になった瞬間が見られたのは、これ以上ないうれしさでした」と話した。また、武田に対し「決して明るい映画ではないですが、武田さん演じる紘美の凜(りん)とした強さや美しさが、この映画の救いだなと思います」と言葉をかけていた。

 小倉優香(19)上野優華(20)時人(24)都丸紗也華(21)貴志晃平(20)海田朱音(19)も登壇した。