俳優ディーン・フジオカ(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐(ふくしゅう)-」(19日スタート、木曜午後10時)の制作発表が13日、都内で行われた。フランスの作家アレクサンドル・デュマの小説を現代の日本に置き換えて映像化した復しゅう劇。

 小さな漁師町の漁師・柴門暖(フジオカ)が結婚式の当日に冤罪(えんざい)で逮捕。獄中に落とされた柴門は15年後、別人となって現れ、復しゅうを遂げていく。柴門の後輩を大倉忠義(32)、婚約者を山本美月(26)、先輩を新井浩文(39)、柴門を逮捕してどん底に突き落とすエリート警察官僚を高橋克典(53)が演じる。

 主題歌「Echo」の作詞・作曲も手掛け、自ら歌うフジオカは「歴史上の名作を現代の日本に日本によみがえらせました。皆さんの想像を超えるドロドロが第1話から繰り広げられます。リアルタイムで見てください」。獄中のシーンでは髪は伸び放題、粉塵(ふんじん)を浴びせられ、拷問を受けた。「絶望と混乱の中で生き続けるんですが、トラウマになります」と笑った。

 大倉は「フジテレビの連続ドラマに出るのは初めてなのでうれしく思っています。(関ジャニ∞の)ライブに来てくれた方には礼状を出しているんですが、5年間くらい(フジテレビの人間に)『フジの連ドラに出してください』と書き続けてきたので、やっとかないました」と笑顔。フジオカについては「爽やかな方なんですが、初めて会った時に、控室でずっと逆立ちの練習をしていたので、ミステリアスでした」。フジオカは「あれはCM撮影の予定があったんで、練習していたんです」と笑った。

 山本は「復讐劇だけじゃなく、恋愛劇としても楽しんでいただきたい」。15年前の03年と、現在の見た目の違いについて、新井は「目つきの悪いのは変わりません」と答えて、爆笑を誘った。

 高橋は「復讐されるにふさわしい、嫌~な、怖いやつをやり切ろうと思っています。冷徹で悪いやつをやるのが、楽しくてしょうがありません」と話した。