蒼井そら(34)が初主演するBSジャパンドラマ「逃亡花(のがればな)」(14日スタート、土曜深夜0時)の会見を取材した。

 セクシー女優として活動後、現在はタレント、女優としてバラエティーやドラマなどに出演する。10年から中国でも活動を始め、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」のフォロワーは1800万人を超える。1月にDJ NONとの結婚報告をした際は、ウェイボの閲覧数が2億5000万を超えたという人気ぶりだ。

 会見では、取材陣から「中国語で何か話して欲しい」とリクエストされる場面があった。10秒程の短いコメントだったが、流れるような蒼井の中国語に驚かされた。本人によると「主演する日本のテレビの撮影が始まりました。たくさんの人に見てほしいと思います。見てね!」という内容のメッセージだったらしい。勉強しているのだな、などと感心していると、手元から細長い紙を取り出した。中国メディアが取材に来ている可能性を考えて、事前に中国語で文章を用意していたとのこと。「中国の媒体の人がいないので、意味なかったですね」と笑ったが、準備を怠らない真面目な姿勢に好感を持った。

 また、会見終盤のフォトセッションでは、PR用のパネルを持った通常パターンで撮影終了と思いきや、蒼井は胸元が大きく開いたミニドレスでノリ良く挑発的なポーズを決めてくれた。突然訪れたシャッターチャンスに、撮影は大いに盛り上がった。思い付きではあったと思うが、サービス精神たっぷりに応じる様子に、ますます好感を持った。

 ドラマを手掛ける森田昇プロデューサーは「天真らんまんな笑顔で現場にやってきて、つらいことがあっても苦労を感じさせない。共演者、スタッフもみんな蒼井さんのファンになってしまった」と人柄を語る。

 短い取材時間ながら、「ファンなってしまった」と話す気持ちがよく分かった。