関ジャニ∞の渋谷すばる(36)が15日、都内でグループのメンバーとともに会見を開き、グループから脱退し、18年12月31日をもってジャニーズ事務所から退所すると発表した。

 メンバーは口々に、渋谷の決断を尊重したいと繰り返した。その中で、悲しさ、寂しさを漏らす一幕もあった。大倉忠義(32)は、ジャニーズ事務所所属のグループとして初めて、脱退するメンバーの会見に、他のメンバーが同席した理由を聞かれ「何ででしょうか…僕は最初、嫌だったんですけど」と当初は同席したくなかったと吐露した。

 その上で「でも、ファンの方のためという思いと、やっぱり勝手な決断をしたすばる君のこと、嫌いになれなかったですね。こういう場に立つことがあれば、ちゃんとこういうところでどういう発言をするのか聞いていたいと思った」と、うつむきつつ、声を絞り出すように語った。人生をかけた会見に臨む、渋谷の発言を聞きたい思いも、同席した理由の1つだと口にし、複雑な心情をのぞかせた。【村上幸将】