作家の乙武洋匡氏(42)が16日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(月~金曜午後3時半)に生出演後、ニッカンスポーツコムの取材に応じ、今月12日発売の週刊誌「女性セブン」で報じられた、20代ハーフ美女との熱愛について「特に今、結婚を考えていることはない、ということですね」と語った。

 乙武氏は16年3月に不倫騒動が発覚し、同年に離婚。その後は表舞台から距離を置いていたが、17年は1年、海外で日々を過ごしていたという。37カ国を周り、欧州には半年弱、滞在したという。新恋人を報じられた件について、斉藤一美キャスターから「どうやら、ハーフなんですよね? ザギトワ似とも言われていますが?」と突っ込まれると、乙武氏は「何か、そう報じられていますね」と苦笑した。

 生出演後、ニッカンスポーツコムの取材に応じた乙武氏は、熱愛報道について「2年前のこと(不倫騒動)をへて、自分のプライベートを語ることに、何の徳もないなと感じたので、それについてお話しすることはないです」と笑顔でサラリとかわした。

 一方、一部メディアに結婚がマイナスだと語った件について話を向けられると「結婚に反対していると言うと誤解があって、人によると思う。日本は同調圧力が強くて、結婚とはすべきものであるという空気が強い。自分自身が結婚というシステムに向いている人間なのか、向いていない人間なのか、確認する間もなく親や地元や同僚やらの圧力でしなきゃいけないんじゃないかと踏み切ってしまうと、自分も相手も…もしかしたら子どもも後々、大変な思いをしてしまうかも知れない」と指摘。「同調圧力に屈することなく、結婚したいのか、したくないのかという判断が、きちんと出来る環境になるといいなと思います」と持論を展開した。

 また不倫騒動が発覚した際、芸能メディアに一斉に報じられた後、海外で生活したことを踏まえ「日本っていうのは欧州と違って個人が社会的にやっている活動と私生活というのものを切り離して考えはせずに、一体として考える社会なんだなということを、改めて僕自身、学ばせてもらった感じがしますね」とも語った。

 乙武氏は、局を後にする際「3人のお子さんとは連絡は取っていますか?」と質問が飛ぶと「ノーコメントで」と言い、笑顔でその場を去った。【村上幸将】