歌手森高千里(49)が19日、都内で「第4回Women of Excellence Awards」のスペシャリスト部門を受賞した。

 同賞は、働く女性のロールモデルとなるようなリーダーや、卓越したスペシャリストの女性を表彰するアワードとして15年に創設された。

 「選考基準に『挑戦を続ける仕事ぶり』とあった。最近は司会やナレーションをやっているし、いつまでも挑戦をし続けていきたい。好きなことを思いっ切り頑張りながら、マイペースで大好きな歌を歌っていきたい」とあいさつした。

 トークショーでは、「表現者として大切にしていることは何か」と聞かれ、「どれが自分らしいのかを今の年齢になっても探しながらやっている」と答えた。

 人生のターニングポイントは何かという質問には、歌手になったことを挙げた。「高校生の時、友人と記念で受けたオーディションで優勝した。音楽は好きだったけど歌手になるとは思っていなかった。まったく知らない世界に飛び込みました」。生まれ育った熊本の方言が抜けなかったり、大人の世界にうまく溶け込めずに入院をしたことなどを振り返り、「『負けないぞ』という気持ちでやってきた」と明かした。

 俳優江口洋介との結婚を機に00年から育児に専念してきたが、2012年に歌手復帰した。「10年以上も歌っていなかったけど、25周年の年に、ファンの人から『歌って欲しい』と言っていただいて、自分でも、やれるかもしれないと思った。ここでやらないと悔いが残ると思って、主人や子供に相談をしたら『やってみたら』と言ってもらえた」と振り返った。

 最後には、働く女性たちに「仕事と家庭の両立は大変だけど頑張って」とエールを送った。

 ビジネス部門は演出振付師のMIKIKOさん(40)が受賞した。