女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)13日放送第63話の平均視聴率が21・2%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は6月6日放送第57話で鈴愛が正人に突き飛ばされ失恋した回の21・9%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は秋風(豊川悦司)に「律君がくれたチャンスだ、漫画を描け」といわれ描き始める。その姿を見た裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)も創作意欲を焚き付けられ「打倒!岐阜の猿」と闘志を燃やした。鈴愛は秋風からダメだしを喰らいながらも漫画を描き1年を過ごした。そんなある日、裕子とボクテに笛を捨ててほしいと鈴愛が頼むが渋ぶられる。そこへ横からフッとやってきた秋風が、笛を横取り秋風ハウスの屋根の方に投げた。それを見た鈴愛は「先生はロボットだ。私は漫画家である前に人間です。先生は漫画を描くために人の心を捨てたんだ。だからいい年して、ひとりモンで、家庭もなく、友だちもいないんだ」ときつい言葉を口にしてしまった。落ち込む秋風。しかし投げたと思われた笛は、投げるフリをしてポケットに隠し持っていた。その笛は秋風から小宮に渡ると鈴愛の手元へ戻っていった。月日は流れ1年が過ぎ、鈴愛らはアシスタントとしても精進を重ね、裕子が最初に漫画家デビューを果たした、という内容だった。