乃木坂46のデビュー6周年を祝う「バースデーライブ」の千秋楽公演が8日、東京・神宮球場と秩父宮ラグビー場の2会場で同時開催された。秩父宮ラグビー場には、2万5000人のファンが集まった。

 ライブは、齋藤飛鳥(19)の「盛り上がっていくぜ!」のかけ声で、選抜メンバーのパートからスタートした。1曲目の「裸足でSummer」から、会場全体が「推しメン」のタオルを振り回すテンションの上がりようだった。齋藤は「今日の熱気は、また一段階上の気がして、タオルにグッときた!」と喜んだ。

 衛藤美彩(25)は「(2会場同時開催の)『シンクロニシティ』ライブだけど、バースデーライブでもあるから、みんなでバースデーソング歌おうよ」と呼びかけ、2万5000人が「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を大合唱。生田絵梨花(21)が最後のフレーズをオペラ風にハモって、会場を盛り上げた。「どうしてもこの曲を聞くと、ハモりたくなっちゃうのよね」とおどけたが、ミュージカル仕込みの歌唱力を見せつけた。

 その後、アンダーメンバーや、3期生のパートなど、盛りだくさんだったが、最も盛り上がったのは、アンコール前に、齋藤率いる選抜メンバーと中田花奈(23)らアンダーメンバーがどちらの会場に行くかの抽選で、齋藤が「秩父宮」と書かれたボードを引き当てたときだった。会場のボルテージは頂点に達し、マイクで話すメンバーの声が聞こえないほどの盛り上がりとなった。

 齋藤率いる選抜メンバーは、8月8日発売予定の新曲「ジコチューで行こう!」を初披露した。その後「乃木坂の詩」を歌い、いったんは、ステージ上のモニターに過去2日間のライブのVTRが流されたが、その後、中田が「秩父宮のみなさん会いたかったので、来ちゃいました!」とサプライズ登場した。「まだまだ終わらないよ。こっちでも、まだ新曲聞きたいよね」と会場をあおり、「ジコチューで行こう!」のカップリング曲「三角の空き地」を披露した。

 神宮球場とは曲順こそ違うが、秩父宮ラグビー場でも約4時間におよぶパフォーマンスで全36曲を披露した。