2016年から活動休止状態が続く韓国女性アイドルグループ「KARA」のハン・スンヨン(29)が15日、都内で2部構成のファンミーティングを開いた。水色のブラウスにジーンズの短パンというラフなスタイルで登場。ホームパーティーというコンセプトで、ステージ上にはソファや本棚などを置いた。

 「最近は、皆さんにお会いできる機会が少ない。公演も少ないし…。でもこうして皆さんと、今年もホームパーティーをすることになって、本当にうれしいです。会いたかった」。16年以降も写真集やミニアルバム発売など、日本でのソロ活動を続けているが、全国ツアーを重ねたKARA時代と比べると、ファンに美声を披露する機会は減っている。

 「1人で活動を始めた時から、ファンの大切さが、もっと大きく感じられます。5人組や4人組で皆さんに会う時より、私を見ている皆さんの感情とか、目の色が、よく分かる」。グループ活動の時よりも、自身への注目度が高いことを実感している様子だった。

 この日は「Summer Candy」や「宇宙くん」など、ソロのオリジナル4曲を熱唱。質問コーナーやジェスチャーゲーム、綿菓子の調理、1年前のタイムカプセル解錠など、盛りだくさんのイベントでファンと触れ合った。

 今月24日が30歳の誕生日。サプライズでバースデーケーキを贈られ、涙が止まらなくなった。「皆さんひどいよ~。どうしよ~。これじゃ歌えないじゃん…。あ~すみません。ダメダメ。日本語とか、作詞とか、お芝居とか、もっとうまくやりたいのに、まだ難しい。日本の皆さんの応援をいただいて、私はもっともっと頑張れると思います。ありがとうございます」。ファンからの温かい拍手に包まれた。