お笑い芸人たむらけんじ(45)が20日、地元大阪・阪南市の初代「ふるさと大使」に就任し、記念式典に出席した。

 同市出身者や、ゆかりのある著名人が、自身の活動の中で地域の魅力を広く発信し、イメージアップにつなげる役割を担う「ふるさと大使」。同市出身の芸人は吉本新喜劇の辻本茂雄、元「ほっしゃん」の星田英利、ドランクドラゴンの塚地武雅らがいるが、その中から今回、たむらが選任された。

 6月に起きた大阪北部地震の影響で、予定していた就任式が2カ月遅れで行われたこの日。同席し、たむらに大使を委嘱した水野謙二阪南市長(64)は「(阪南ふるさと大使に)申し分ない人」とたむらを称し、「SNSのフォロワーも多数おられるので、日本中、世界中に阪南市の魅力を広げてもらいたい」と活躍に期待した。

 19歳まで地元で暮らし、「自然が1番」と魅力を話したたむらは「名ばかりにならないように。『やりすぎ!』と怒られるかもしれませんが、ガンガンいきます。皆さんからアドバイスを頂きつつ、よろしければついて来てくれたらうれしいです。皆さんも、ガンガン来てください」と同市議会議員を前に意気込みを話した。

 たむらが経営する「炭火焼肉たむら」の商品を、ふるさと納税制度の返礼品として提供することも発表。「めっさ旨い!阪南うまいもんプロジェクト」にたむらが参画し、メディアなどで阪南ブランドの普及・促進を行う。