EXILEのATSUSHI(38)が、映画「この道」(佐々部清監督、来年1月11日公開)の主題歌を担当することが20日、分かった。同映画は大森南朋(46)とEXILEのAKIRA(36)がダブル主演する。ATSUSHIは、映画タイトルにもなっている童謡の名曲を歌い上げる。

 同映画は、童謡誕生100周年を記念して制作され、大森演じる詩人北原白秋と、AKIRA演じる音楽家山田耕筰が、関東大震災で打ちひしがれた子どもたちを元気づけようと童謡の制作に乗り出す姿を描く。

 ATSUSHIが童謡をカバーするのは、12年に発表の童謡唱歌「ふるさと」、13年発表のシングル曲「懺悔(ざんげ)」の収録曲「赤とんぼ」に続いて3回目。童謡を歌う度に「細胞やDNAが震える感覚というか、日本人であることへの誇りや、感謝などを感じます。楽曲を作られた先人の方々の深い思いも感じる」という。

 今回は、音楽プロデューサー武部聡志氏の編曲で仕上がった。「『あぁ そうだよ』というフレーズが毎回出てくるのですが、全ての『あぁ』に違った感情と思いを入れるのがとても感慨深く、歌の素晴らしさを感じながら歌うことができました。自分の音楽への想いがまたさらに深いものになりました」。

 佐々部監督も「ATSUSHIさんの『この道』は聴いたことのない『この道』でした。白秋と耕筰の『この道』がまた新しくよみがえったように思います」と絶賛している。