萩本欽一(77)が21日、東京・渋谷で行われた「1964 SHIBUYA VR」の「タイムマシン体験会~2018年・夏」発表会見に出席した。

 「1964-」は昨年10月にスタートした、前回の東京五輪(オリンピック)の年、1964年(昭39)の渋谷の街並みをVRで再現するプロジェクト。当時の渋谷の写真を持つ企業や一般の人に呼び掛けて提供してもらい、それをもとにして再現する。日本テレビの「進め! 電波少年」のプロデューサーだった土屋敏男氏(61)らが中心になって進めている。

 テレビ番組作りの“弟子”に当たる土屋氏から声を掛けられ、個人の資格で特別賛助会員になって、出資している欽ちゃんは、VRを装着して、再現された64年当時の渋谷の街並みを体験散歩。「面白いからと言われて、賛助会員になったけど、見ようと思っても見られないものを見ることができた。当時は、渋谷に住んでいたからね」と笑顔を見せた。

 土屋氏が「まだまだ完成までには写真が足らない。64年当時の渋谷の写真を持っている方は提供をお願いします」と呼び掛けると、欽ちゃんは「64年じゃないと駄目なの」とツッコミ。思わぬ質問に土屋氏は「プラスマイナス10年で、お願いします」と返答。欽ちゃんは「押し入れにある街の写真は全部、持ってこいってことだよね」と駄目押し。土屋氏は「おっしゃる通りでございます」と従った。欽ちゃんは「渋谷だけと言わずに、日本中ができれば。大きく広げてほしい。賛助会員になると意見も言えます」と笑った。