話題の映画「カメラを止めるな!」の原作は自身らによるものだと主張する脚本・演出家の和田亮一氏(32)が、告発した理由について「お金の面ではない」と強調した。

 和田氏は22日放送のフジテレビ系「とくダネ!」にVTR出演。自身が主宰した劇団PEACEの舞台「GHOST IN THE BOX!」が「カメラ-」の原作だと主張する理由について「基本構造は一緒ですし、随所に似ている点があって(自分たちの)作品をもとに作ったんだなというのはすごくわかった。具体的にいうと最初のシーンはまんま一緒でしたし」と語った。

 現在、「カメラ-」のエンドロールには「原案」として劇団名、「スペシャルサンクス」として和田氏の名前がクレジットされている。しかし和田氏は「僕は『原作』と入れてほしい。僕が不満に思ってるのはお金の面ではなくて、その権利というか、なんで舞台化するのに自分の許可がいらなくなってしまうんだろうという」と語った。

 一方、「カメラ-」の上田慎一郎監督(34)は、映画を作るにあたり同舞台から着想、影響を受けたと認めているが、21日にはツイッターで「自らが脚本・監督・編集して作ったオリジナル作品だと思っています」と反論。「和田さんや劇団の方の主張にもしっかり耳を傾け、お互い円満な解決が出来ればと思っています。よろしくお願いします!」と和田氏らと今後、話し合いを行う考えを示唆した。