お笑いコンビ、アキナが司会を務めるMBSテレビ「関西発!才能発掘TV マンモスター+」(毎週水曜深夜1時59分、関西ローカル)内の企画「マンモスターBANDオーディション」の最終審査が27日、大阪市内のライブハウスで公開収録として行われ、男性4人組バンド「河内REDS」が優勝した。

その後に行われた会見には同バンド、アキナ、審査委員長で「JUN SKY WALKER(S)」の寺岡呼人(50)が出席した。

関西に眠るマンモス級のスター=マンモスターを発掘し、世界で活躍するエンターテイナーを生み出すプロジェクトの第2弾。

「ゆず」など大物アーティストのプロデュースを手がける寺岡は、エントリー総数970組の頂点に立った「河内REDS」について、「ライブにおけるスキル、経験、パフォーマンスといったところの差が(他のバンドと)大きかった」と総評した。

ボーカルのタダミ(26)は自己紹介を兼ねて「大阪の富田林という街から出てきました。結成7年目にしてやっと何か残せて、大きいものを頂けて本当にうれしい」と喜んだ。

4人中、タダミら2人が富田林市出身で、当地は12日に警察署から容疑者が逃走した事件が発生した場所。タダミは「いま1番、ホットな街です」と苦笑いで地元をアピールしていた。

路上ライブなどで活動してきたという苦労を話した同バンドに、トリオからコンビに変わるなど、厳しい下積み時代を経験してきたアキナは共感。2人で再出発した最初のお笑いオーディションでいきなり落選したこともあった。

当時を語った山名文和(38)は「(その日は)昼の12時からお酒飲んでました」と笑わせ、相方の秋山賢太(35)は「ものすごい(苦労が)分かる。すごい見てて泣きそう」と自身らに重ねて健闘をたたえた。

同バンドには賞金100万円、「イナズマロック フェス 2018」(9月22~24日、滋賀・草津)3日目の出演権、ユニバーサルミュージックからのメジャーデビューの優勝特典が送られる。この日の公開収録などの模様は9月5日放送予定。