女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の29日に放送された第129話の平均視聴率が21・6%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、花野(山崎莉里那)が律(佐藤健)にスケートをやりたいと訴える。

名古屋でアパートを借りるほどの経済力もない鈴愛(永野芽郁)は、どうすれば花野にスケートをさせてやれるか頭を悩ませる。そんな中、津曲(有田哲平)から連絡があり、以前鈴愛から預かった岐阜犬のアイデアが、大手のおもちゃメーカーに採用されたので会いたいという。後日、岐阜までやってきた津曲は、岐阜犬の権利を買い取りたいと鈴愛に契約額を提示。その提示額は300万円だった。その条件に、みんな納得する。

だが、鈴愛は津曲の東京の会社が神宮スケート場の近くにあるということに興味を示す。そして、会社が事務員を募集していると聞くと「私じゃダメですか。雇ってくれなければ、岐阜犬の権利は渡さない」と言い出す。それは、花野に「スケートをやらせたい」という気持ちからだった。