俳優本木雅弘(52)が30日、都内で、Yahoo!JAPANの防災啓発活動のイメージキャラクターとして、防災啓発イベントに参加し、義母の女優樹木希林(75)が一時危篤状態だったことを明かした。

樹木は今月16日にゲスト出演する予定だったNHKBSプレミアムの生放送番組「大中継!にっぽんのお盆」の出演を取りやめたが、番組中に13日に大腿(だいたい)骨を骨折し、15日に手術をした事情が明かされていた。

本木はイベント後の会見で「13日に知人宅にうかがった時、外階段が3階ほどあって、無理して上った時に、ポキッといってしまったと言っていました。その時は妻もいましたので、抱えて病院に向かい、15日に手術を受けて成功しました」と説明した。骨折したのは左大腿骨という。

本木はその後の経過について「もともと気管支が弱く、がんの影響もあって肺のあたりが弱っているという状況もあって、一時は危篤状態という場面もありましたが、それも無事にその危機も回避して、落ち着いていて、リハビリをしている状況です。声が出なかったり、いくつは管がつながっていて多少の不自由がある」とした。

本木は29日に樹木がマスコミ向けに書いた直筆のイラスト入りのメッセージも紹介。「細い糸1本でやっとつながってる 声一言もでないの しぶとい困った婆婆です」。イラストには上から垂れる糸に樹木がつながっている状態が描かれているが、垂れる糸の途中にはさみも描かれている自虐的な内容。本木もイラストを見て笑ったというが「現実、自分の体にのしかかっている現状に無理にあらがわず、また、屈することなく向き合っている姿勢は変わりません。意識もはっきりしています」と語った。大腿骨骨折の全治は通常6週間というが、ゆっくりリハビリしている状態とし、退院時期も復帰時期もリハビリ次第で未定という。内田裕也には樹木自身が手術の前に電話で知らせたという。

一方、イベントにはタレント武田玲奈、気象予報士でもあるRAGFAIR奥村政佳も参加し、防災の意識を日常的に持つ重要性を訴えていた。