篠原涼子(45)主演映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(大根仁監督)の初日舞台あいさつが31日、都内で行われた。

輝いていた女子高生時代と悩める大人になった今を交錯させながら、友情と人生の輝きを取り戻そうとする女性たちを描いた作品。コギャルブームに沸く90年代の女子高生パートは広瀬すず(20)らが演じている。

篠原を筆頭に、キャスト陣は劇中でも使用されている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」に乗せてノリノリで入場。篠原や広瀬、板谷由夏(43)ともさかりえ(38)渡辺直美(30)らが順に登場すると、悲鳴を上げて泣きだすファンも現れた。

90年代文化がたくさん登場する作品だが、篠原は「10歳の息子が、『今まで生きてきていちばんいい作品だった』と感動していました」と、どの世代でも楽しめることをアピールした。

篠原らの女子高生時代を演じた広瀬、池田エライザ(22)山本舞香(20)野田美桜(21)田辺桃子(19)富田望生(みう=18)も登壇した。女子高生キャストから、大人パートを「感動した」などと褒められると、篠原は「うれしい。見る目があるな~って(笑い)」と照れた表情を浮かべ、「アメとかあげたいです」と目尻を下げて笑った。

広瀬は、試写室で共演のリリー・フランキー(54)と一緒になったことを明かし、「『試写室であんなに声を出して笑ったのは初めてだ』と言って、ずっと笑っていました。試写の後も長文でメールをくださって、うれしかった」と話した。