映画「おかあさんといっしょ はじめての大冒険」(7日公開)に声優として出演する横山だいすけ(35)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じた。同番組史上初の映画化に「個人的にも映画が好き。子どもたちが毎日のように見てくれる番組が、テレビとは違うところで楽しんでもらえる機会が増えるのが何よりうれしかったです」と笑顔を見せた。

NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」のうたのおにいさんを、歴代最長期間(08~17年)務め人気を誇った。卒業後は“だいすけロス”も広がった。「卒業してからも関われるのは幸せ。9年間過ごさせてもらったので、僕にとってはふるさとだと感じます」。

卒業後は、音楽番組やバラエティー番組まで幅広く活動しているが「とにかく刺激だらけ。驚きや発見が毎日あって、その刺激がまた、自分が好きな子どもたちや家族の皆さんに、どんな自分が届けられるかなというエネルギーになります」。子どもの頃から映画好き。役者として出演の欲もある。「子どもたちはじめ、『横山だいすけ』像として喜んでもらえる役がいい。『こんな役をやるんだー』という驚きの声が1トーン上がるような役にも挑戦してみたいです」と、どこまでも“子どもファースト”だ。【大友陽平】

◆横山(よこやま)だいすけ 1983年(昭58)5月29日、千葉県生まれ。小3から合唱をはじめ、06年に国立音大音楽学部声楽学科を卒業。劇団四季で「ライオンキング」などに出演後、08年からNHK・Eテレの「おかあさんといっしょ」で第11代「うたのおにいさん」に。昨年4月に卒業後、5月にシングル「笑顔をあつめて」を発売。テレビや舞台で活躍中。好きな食べ物はカレー。