女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の7日に放送された第136話の平均視聴率が21・8%、続けて放送された第137話が19・9%、8日放送された第138話が22・8%(ともに関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

6日の放送は北海道で発生した震度6の地震の被害状況などを放送し取りやめ、7日に連続で放送された。

6月18日にも大阪府中心に発生した地震でニュース番組に変更となり、翌19日に第67、68話を連続で放送されていた。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は、草太(上村海成)からの電話で晴(松雪泰子)が初期のがんだと知り、心配でたまらない鈴愛は花野(山崎莉里那)を寝かしつけた後に電話をかけた。しかし、すぐに話しは終わり、東京で律(佐藤健)や正人(中村倫也)と出会ったことなどを関係のない話をした。週末、鈴愛は岐阜の実家に帰ることにしたが、その日は花野がシェアオフィスのフリーマーケットで自分の作った蟹の遊び道具を売る日だった。そこで律と正人が連れて行くことになった。律はフェアで大学時代のロボット研究の先輩の南村(山崎樹範)と出会い、また、恵子(小西真奈美)からは、起業することを提案された。その夜、シェアオフィスでものを作ることにそそられた律は、入る際に必要な事業計画書を貰って帰っていた。

一方、晴を見舞いに実家に帰った鈴愛は、顔を見てひと安心。晴からは仕事のこと聞かれると、商品開発を細々と続けていることを母に報告するが親孝行になるような商品を作ろうとしていることを話した。

翌日、花野を迎えに律の家に来た鈴愛。そこで、部屋に置いてあったシェアハウスの申込書を目にした。見られたくなかった律はとっさに事業計画書を鈴愛から取り上げた。

シェアオフィスに興味を持ちはじめた律は会社終わりに、他の起業家の仕事を見に来るようになった。そのシェアオフィスの雰囲気と、ものづくりでの初心を思い出し、起業への思いを強めるようになった。一方の鈴愛は麦(麻生祐未)や恵子(小西真奈美)と話すうちに、ひとりで企業を起こすことにリスクがあることを痛感した。そんな時、シェアオフィスでご飯を食べながら律は起業家への思いを鈴愛に話した。すると鈴愛は今の会社に勤めていた方がいいと助言。これまでいろいろな“看板”によって守られてきたことや、起業家として向いていない事、精神的に弱い部分があると言うと、律は胸の内を土足で入られたことが気に障り、すぐにその場から去った、という内容だった。