HKT48指原莉乃(25)プロデュースの女性アイドル12人組=LOVE(イコールラブ)が6日、東京・Zepp DiverCityで、デビュー1周年と4枚目シングル「Want you! Want you!」(10月17日発売)の発売を記念したイベントを行った。表題曲やデビューシングル「=LOVE」、カバー曲などを歌った。アンコールにはもう1度「=LOVE」を歌うなど、15曲を披露し、ファン2200人にデビュー記念日を祝福された。

イベント前には、報道陣の取材に応じた。シングル「=LOVE」でデビューして、この日がちょうど1周年の記念日。センター高松瞳(17)は「よく『早かった?』とか『長かった?』と聞かれると思うけど、私的にはちょうど良かったです。すごく濃かったし、うれしいこともつらいこともたくさんあったけど、=LOVEの12人で駆け抜けてきた1年は大切なものだし、これからも12人で頑張りたい…と思えた朝でした」と詩的なフレーズで振り返り、メンバーから笑いが起きていた。

佐々木舞香(18)が体調不良で休養中のため、11人でレコーディングを行った。高松は「舞香がいないというのは、考えると涙が出そうになるけど、舞香もきっと見守ってくれていると思う。さっきもLINEで、『頑張ってね』と送ってくれた。気持ちは12人で頑張りたい」と誓った。

この1年の成長を聞かれ、リーダー山本杏奈(20)は「基本みんなすぐ泣くので、あまりそこは成長してないです」と苦笑いした。それでも、「ただ泣くんじゃなくて、その気持ちをメンバーに話せるようになったのは、成長したところかな」と続けた。最近泣いたメンバーは諸橋沙夏(22)で、リハーサルで過去の映像が流れる場面で感極まったという。「本番では泣かないようにします」と宣言したが、メンバーからは「絶対泣くよ」と突っ込まれていた。

最新シングルは王道ガーズルポップで、斉藤なぎさ(15)は「女の子が好きそうな、『ザ・かわいい』という感じの曲です」と紹介した。衣装は指原の意見が多く取り入れられたという。大谷映美里(20)は「フィッティングも指原さんが来てくれて、髪形も1人ずとこうしてほしいというふうに言ってくれて、衣装も指示してくださった」と感謝した。中でも大場花菜(18)は髪を5、6センチ切ったほか、色も明るめにした。「髪の毛はもうちょっと長かったんですけど、『切って下さい』と言われました。私は20歳まで染める気はなかったけど、指原さんに言われたら、染めるしかなかったです(笑い)」。

作詞も指原が手がけた。今作の印象的な歌詞を聞かれると、高松は「指原さんは頭に残るようなワードを入れてくれる。1stだったら『ideal』とか、2ndなら『グレンチェック』、3rdなら『慟哭』。今回は、私的には『プラトニック』という単語です。歌詞を見て1番最初にすることは、知らない文字を調べることなんですけど、普段は好きなアイドルの歌詞を調べることはないので、そういう意味では楽しめるなと思います」と、指原節の魅力を語った。