演歌歌手北島三郎(81)が10日、東京・中野サンプラザで最大震度7を記録した故郷・北海道の地震に苦しむ被災地にエールを送った。

今は復興の状況を静かに見守っているが適切なタイミングを見て「ぜひ励ましたい。応援をしたい」と思いを語った。そして「地震も台風も2度と来るな」と声を張り上げた。

5人組男性歌謡グループ「純烈」は14年にシングル「スターライト札幌」を発売をした縁で「札幌観光大使」に就任した。11日に同所で公演を行うが、募金箱を設置し、自らの義援金と合わせて札幌市に届ける予定だ。

リーダー酒井一圭(43)は「雪まつりで歌わせていただくなど、沢山の縁をいただきました。少しでもお力になれればと思い、『純烈』と『純烈ファン』の思いをお届けできればと思います」とコメントした。

この日は、北島が所属するレコード会社「日本クラウン」と「徳間ジャパン」の初めての合同公演。北島は「若い人たちと張り合いながら、スクラムを組んで仲良く楽しくやります」と気勢を上げた。

3時間を超える公演は、北島のほか、瀬川瑛子、松前ひろ子、キム・ヨンジャ、松原のぶえら計29組33人の歌手が出演。各人のヒット曲のほか、北島のヒット曲「函館の女」「まつり」を全員で歌って約2000人を盛り上げた。