16日に引退する安室奈美恵(40)が12日、NHK「あさイチ」(平日午前8時15分)にVTR出演した。

「おはよう日本」(平日午前4時30分、土曜午前6時、日曜午前7時)のキャスター和久田麻由子アナウンサー(29)と、近江友里恵アナウンサー(30)がインタビュアーを務めた。

VTRでは、トークパートがないことで知られる安室のライブステージについて触れた。「私も、ここで歌ってねとか言わないでマイクを(客席に)振るので、みんな『ここで歌うの?』って、1年目は戸惑いがあった。2年目は『あ、去年もやってた』、3年目は『はいそこね』みたいな(笑い)。説明しなくても言いたいことをキャッチしてくれる、素晴らしいファンの皆さんです」と感謝した。

トークをしない理由については「ソロになって、何年間はやっていたんです。でも、1人で話を進めていくのがどうにもこうにも難しくて。毎年同じ場所に来てる時に、大阪だったら『お好み焼き食べたよ』とか毎年は言えないじゃないですか。おしゃべりも苦手だし、表現できないんです」と明かし、苦笑した。「だからコンサートに集中して、MCはヒョイって(避けるしぐさ)。しゃべらなくなりましたね」と経緯を話した。

「ライブはファンの皆さんと会える唯一の場所」といい「毎年楽しみにしていました」。ラストライブツアーでも披露した新曲「Finally」には思い入れがあるといい、「聞いた瞬間に自分の気持ちが優しくなるメロディー、優しい曲だったので、自分の25周年を優しくポンッて押してくれる楽曲になるんじゃないかって。引退した後も、きっと大切にしていける楽曲になるんじゃないかと思っています」と話した。

安室は10日放送の「おはよう日本」にもVTR出演。引退を目前に控えての心境や1年前に引退を発表した意図、沖縄を最後のステージに選んだ理由などについて語っていた。