元AKB48の女優渡辺麻友(24)が主演のフジテレビ系、オトナの土ドラ「いつかこの雨がやむ日まで」(土曜午後11時40分)の15日放送の第6話の視聴率が2・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。前週より0・9ポイントダウンした。

視聴率は初回から3・7、2・5、2・4、1・9、3・2%だった。

渡辺が演じる主人公・北園ひかりは15年前、11歳の時に兄の国彦(桐山漣)が恋人のミュージカル女優・矢吹麻美(三倉茉奈)を殺して殺人犯になったことから人生が一変した。故郷を去り、現在はキャバクラに勤めながら、ミュージカル女優になることを夢見ている。国彦の出所が決まり、ひかりは別れを告げるために刑務所の外で待ち受ける。そこで国彦は「俺は殺していない」と衝撃の告白をする。そしてまた、新たな事件が起こるラブサスペンス。

麻美の父親で衆議院議員の矢吹洋一を演じている京本政樹(59)は「このドラマのお話をいただいた時、映画を2本撮影中で、正直お受けすることが難しい状況だったんです。でも、プロデューサーさんから『どうしても是非に』と熱心にお話をいただいたんです。実はそのプロデューサーさんはドラマ『必殺』シリーズで僕が演じた、組紐屋の竜の大ファンで、小学生の頃に京都の撮影所で一緒に撮影した写真もあるとのお話を聞きました。実際、そのときのお写真を見せていただいたのですが、ホントに僕の膝の上に座って藤田まことさんと記念撮影をしているんですよ(笑い)。これも何かのご縁と、出演をお受けすることにしました。今回は、朝ドラ『ちりとてちん』(07年)での共演以来、仲良しのキム兄(木村祐一)との場面が緊迫したものになっています。これは見どころですよ」と話している。

第6話では、15年前に殺された麻美の姉・矢吹千尋(星野真里)の家に身をひそめる国彦(桐山漣)は、麻美のおなかの子供の父親が劇団の演出家・天竺要(吹越満)だと聞かされがくぜんとする。麻美を殺害したのは天竺ではないかと疑い始める国彦に、千尋は「もう終わりにしない?」と告げた。

そんな中、天竺の中の狂気が目を覚ます。ひかりに改めてジュリエット役を振る天竺。「お前でジュリエットをやる。殺人犯の妹、北園ひかりでな」。気付かぬうちにひかりにも狂気への扉が開かれようとしていた。

一方、15年前の事件を担当した刑事の剛田仁志(木村)は、千尋と麻美の父親である衆議院議員・矢吹(京本)の指示で国彦を探し続ける。そして居所を突き止め、国彦に「15年前、天竺のアリバイを証明したのは矢吹千尋だ」と衝撃の事実を告げた。