16日に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)の平均視聴率が、関東地区で11・7%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの関東地区の最高平均視聴率は、2月4日の第5話で記録した15・5%。最低は8月12日の第30話で記録した10・3%。最近は11%前後と低迷していたが、2日放送の第33話では13・2%を記録し、6月17日放送の第23話で記録した13・4%以来、久々に13%台を回復していた。ただ、9日にはまた、11・9%と苦しい数字となっていた。

16日は龍馬(小栗旬)が惨殺され、お龍(水川あさみ)が吉之助(鈴木亮平)に「あんたが殺した」と怒りをぶつけ、弟信吾(錦戸亮)も戦の鬼と化していく兄に反発する内容だった。鈴木も6月にNHKで行った会見で「吉之助は、いい人だけではこの国は変えられないと、台本でも冷酷な判断を下す」と語っていた。そんな吉之助の重苦しい雰囲気が視聴率にも影響を与える気がする。