17日に放送5000回を迎える、フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜午前8時)の司会を務める小倉智昭キャスター(71)が14日、会見した。1999年(平11)4月1日の番組開始以来の足跡を振り返った。

20年の間にネットの存在が大きくなったことで、発言をたたかれることも多くなってきた。「話したことの、ごく一部を抜かれてネットで血祭りにされた。危機的状況はいくつかあった。相撲協会の八百長騒動があって、横綱朝青龍が休場中にサッカーをやって処分から復帰することになって『星が買えたらいいのにね』とジョークをとばしたら、相撲協会から抗議が来た。抵抗したけど、フジテレビが相撲映像を使って放送できなくなるかもしれないので『一応、おわびはします』とわびました」と振り返った。

辛口と言われる自身の発言については「言わなくなったでしょ。昔は、もっとはっきり言った。浅香光代さんと野村沙知代さんのミッチー・サッチー騒動の時は、野村さんがCDを発売して新宿でライブをやった。それ見ながらノっている女性のことを『どうせサクラでしょ』と言ったら、街宣車が来て『小倉、出てこい』となった。最近は、ネットで炎上するだろうなと計算しながら寸止めしています。昔は、たたかれてもいいから本音を言いたいと思っていた。どこかかで『宮根はほえるけど、小倉は丸くなった』とか書かれたけど、言ったことによってプロデューサーや、局の上の方からプレッシャーをかけられることは、ほぼなかった。若干はあるけど」と笑った。