女優唐田えりか(20)が17日、都内で公開中の映画「寝ても覚めても」(浜口竜介監督)のトークイベントに、浜口監督と出席した。

観客からの質疑応答に答えるスタイルで行われた。

ヒロインを務める唐田は、自分の演技に自信がないまま作品のオーディションを受けたという。「当時の自分にかけたい言葉は」と聞かれると、「オーディションのときの私には、自信というものがゼロだった。事務所の方に『自信を持つことがすごく大事。自信があるのはどこですか』という話をされたんですけど、自分には何もなくて…」と、振り返って涙を流した。それでも、作品を通じて自信も身につき、「『寝ても覚めても』という作品に出会えるから、踏ん張ってほしいということを伝えたいですね」と笑顔で答えた。

浜辺を走るラストシーンについて唐田は「1番好き。すべてが詰まっていると思う」と胸を張った。ただ、走る距離が長かったため、「めっちゃ走るなって思いました。すっごく走りました。肉離れするんじゃという葛藤もありましたけど、全力で走りました」と笑っていた。

イベントの最後には、2日後の19日に21歳の誕生日を迎える唐田に、監督から年齢と同じ21本の赤いバラの花束とプレゼントが贈られた。唐田は「こんな場でお祝いしていただけるなんて、ありがとうございます」とうれしそうだった。