公開中の映画「愛しのアイリーン」(安田顕主演)のヒロインでフィリピン女優のナッツ・シトイ(27)が来日し22日、都内の劇場で舞台あいさつした。

映画は寒村にやってきたフィリピン人花嫁が巻き起こす騒動を描く。ナッツは「日本の撮影では雪を見るのを楽しみにしていましたが、2メートルの積雪は衝撃でした」と真冬の長野県の撮影を振り返った。

吉田恵輔監督(43)は「フィリピンでオーディションをやったとき、扉を開けたナッツを見て0・2秒でヒロインにぴったりだと思いました。感情表現など、並外れた才能も感じた」という。

ナッツは「撮影も終盤に差し掛かると自然と日本語で表現できました」と笑顔を見せた。