種子島観光大使の演歌歌手・小倉新二(54)が24日、故郷種子島でデビュー30周年記念コンサートを開催した。

88年3月にクラウンレコード創立25周年記念新人として歌謡界に船出した小倉。応援してくれた沢山のファンや先輩後輩たちに感謝の気持ちを伝えたいと8年ぶりに新曲「ありがとう・・故郷」と「あなたに感謝」を19日に発売。いずれも自身で作詞した作品を引っ提げての凱旋(がいせん)ステージとなった。

コンサートの第1部は大衆演劇劇団とんぼ座とのコラボ芝居を展開。笑いあり涙ありのコミカルな舞台に約800人の観客は大いに沸いた。第2部は、デビュー曲「女の青春(はる)」から新曲「ありがとう・・故郷」まで15曲を熱唱した。

新曲2曲を作曲したシンガー・ソングライターの堀江淳や、同期の同郷島津悦子もゲストとして駆けつけ、小倉の30周年を祝った。2時間をこえる舞台の幕が下りた瞬間、小倉は「他界した父もきっと喜んでくれていると思います」と達成感いっぱいの笑顔でしめた。