演歌歌手、原田悠里(63)が25日、東京近郊の霊園を訪れ、明日26日発売の新曲「恋女房」の作詞を手掛けた故木下龍太郎さんを墓参した。

全作詞を木下さんが手掛けたアルバムを制作したこともあり、原田にとっては恩師。葬儀は密葬で行われたため、木下さんが亡くなってから10年目の墓参りとなったが「大変かわいがっていただきました。いろんなところに連れて行ってくださいました」と故人を懐かしんだ。また「墓誌に『いつも笑顔で』とあって、まさに先生が日頃からおっしゃっていたこと。なんとか、ヒットさせて恩返しします」と墓前に誓った。

この日はあいにくの雨となったが、感謝の気持ちを込めて新曲を歌唱した。木下さんが「いつか悠里ちゃんに歌ってもらいたい」と話していた曲といい、原田は「今の自分の気持ちに合っている。私の周りには師匠(=北島三郎)夫妻含めて、いい恋女房を持った人が多くて、共感できたんです」と新曲に込めた思いを語った。

11月7日に東京・大田区のホールアプリコで、同15日に大阪・NHK大阪ホールでコンサートを開催する。