内野聖陽(50)が4日、都内で行われた主演するテレビ東京系「日経ドラマスペシャル 琥珀の夢」(5日午後9時放送)の会見に、共演の檀れい(47)西田敏行(70)と出席した。

サントリー創業者の鳥居信治郎をモデルに、日本初の国産ウイスキー作りに懸ける男の人生を描く。原作は伊集院静氏。

西田との共演シーンでは、突如始まるアドリブに四苦八苦で、内野は「笑いをこらえるのが大変。たくさん遊んでいただきました」と明かした。これを受けた檀は「私は内野さんに遊ばれました」と意味深発言。内野に食事を運ぶシーンを振り返り「うどんだったんですけど、私に食べさせようとするんです」と、こちらは内野のアドリブに苦戦したという。「勘弁してください!って。恥ずかしいなと思いながらやっていました」と照れ笑いした。

劇中では商人が使う船場言葉を話すが、内野は「大阪弁とも違う。撮影前から特訓を受けました」。映画「アウトレイジ」シリーズで河内弁をマスターしたと胸を張る西田も、微妙なニュアンスの違いにたびたび指導を受け「楽だと思っていたら、全然別物。関西の人はエセ関西弁に厳しい」と苦笑した。過去の役作りでフランス語を学んだ際も細かく指導を受けたといい、「フランス人と関西人は同じやなと思いました」と笑わせた。

作品について「すごく元気をもらえる。人生浮き沈みがあると思うけれど、踏ん張って生きていくことの良さが出ている」と内野。檀も「出来上がりを見て、なんてすてきなドラマに出演することが出来たんだと。すごくうれしい1本に出会えた」と続いた。西田は「ものを作る楽しさが2時間に凝縮されている」と真面目に話したかと思えば、「今回の出演者のギャランティーを合わせても、ファン・ビンビンにはかなわない」と嘆いて笑いをさらった。