今月1日に、11月いっぱいでのグループ卒業を発表した乃木坂46の若月佑美(24)が6日、公表後初めて公の場に登場し、自らの口で卒業について言及した。

京都・北野天満宮でこの日、開幕した「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018」(10月6日~12月2日)のオープニングセレモニーに出席した若月は、同イベント前に取材に応じた。

グループを離れる2カ月前という急な卒業報告だったが、同4期生が決まった8月以前から心の内は決めていたという。

グループ活動を通じて、芝居やバラエティーなどさまざまな経験をする中で女優という道を志すようになったといい、「一番真っすぐにやっていきたいものを、ある意味選ばせてもらっていた状況もあった。その中で、自分が『ここだ!』ってしっくり来るものを見つけられたのが一番のきっかけ」とその理由を明かした。

グループでは、9月に西野七瀬、今月の若月に続き、前日5日には能條愛未が卒業を発表した。94年組で同い年の1期生が次々と決断していくこの流れに若月は「時代の、時の流れを感じざるを得ないところもある」と理解を示した。

「乃木坂46にいるメンバーもきっと、いずれは卒業するということが現実的に最終的に待ってたりする。そこが明るいものになっていないといけないとずっと思っていた」とも話す。

後輩が続くことになる道を、これから歩むにあたって「卒業したら終わりじゃなくて、『元乃木坂もすごいよね』って、同時に(現乃木坂と)同じくらい頑張っていけるものを作れたらなと思っての卒業」と自らの背中で示す覚悟を語った。

次世代メンバーに向けては「今、夢を探っている最中の子も(グループ内には)いる。乃木坂内でまだ頑張りたいっていう気持ちの子がいっぱいだと思う。そこで頑張ってもらえる場所を、私たち夢を持った人間が外に出て行って、新しい子が前に出てっていうことができたら良いなと思っています」と期待した。

同イベントでは、自分のデザインしたアートと写真を組み合わせた作品で参加する若月は、美術展覧会「二科展」に12年から7年連続で入選するなど芸術分野でも才能を発揮している。今回は、衣装デザインからメークやポージングまでを総合的にプロデュースしたといい、「北野天満宮さんの神の遣いが牛であるということを知って、それを私は擬人化しようと考え、自分が被写体になりました」と作品を紹介した。